イベント 信州浪漫紀行








































MAP



蓼科〜諏訪〜富士見方面
冬は近場で、由緒ある湯と歴史散策を愉しむ





信玄の隠し湯 蓼科温泉ホテル「親湯」
戦国時代、武田信玄が戦で傷ついた兵士たちを
この湯に入れたところ、たちまち傷が治ったと伝えられる。


諏訪氏や武田氏の史跡をたどりながら、遠い戦国時代に思いを寄せてー。

冬の蓼科は、ひんやりとした空気の中にも心温まる美しい雪景色が広がっています。この時期ならではの情景を満喫しながら、史跡めぐりを楽しまれてはいかがでしょうか。
 蓼科エリアには、諏訪氏が5代70余年にわたり統治していた諏訪氏惣領家の居城跡、上原城跡があります。標高978mの金比羅山頂に位置し、北の永明寺山を背に、北西に桑原城、東に鬼場城などを控え、前方南には上川や宮川を隔てて干沢城に対し、諏訪大社を見下ろすという、中世における典型的な山城です。築城の年代は明らかではありませんが、室町時代の後期より上原一帯には城下町が開かれたと伝えられています。その近くの頼岳寺は、江戸時代初期に開かれた禅宗の寺で、常に数十名の修行僧がいたとか。そして現在でも、参禅道場として座禅の修行に多くの人々が訪れているそうです。
 蓼科といえば、武田信玄公の隠し湯としても有名です。蓼科温泉ホテルの親湯は400年以上前の開湯で、信玄が傷ついた兵士や軍馬とともに休養の場としていたそうです。温泉宿ですが、日帰り入浴も可能です。また、武田信玄の古文書などを展示する茅野市神長官守矢史料館も見ごたえがあります。建物は、最近、注目を浴びている建築史家で建築家の藤森照信氏によるもの。独創的でありながら、なつかしさも漂い、周囲ののどかな景色に溶け合っています。館内の展示品もここならでは。タイムスリップした気分が味わえます。
 さて、諏訪湖の方へ足を延ばすと、高島城や諏訪大社、慈雲寺など、諏訪氏や武田氏とゆかりのある史跡が各地に点在しています。岡谷市の小坂観音院は、諏訪頼重の娘で、のちに武田信玄の側室となった諏訪御料人が暮らしていたといわれています。当時14歳にして「尋常かくれなき美人」といわれましたが、20代の若さで病いによりこの世を去ります。新田次郎の小説『武田信玄』では湖衣姫として、また井上靖の小説『風林火山』では由布姫として登場します。
 富士見町まで行くと、武田信玄が北信濃攻略のために開いた軍用道路、信玄の棒道があります。信玄は天文17年(1548)、上田原で村上義清と戦い大敗。その後、塩尻峠で小笠原長時と戦って大勝利を得たことで、棒道の新設に着手したといわれています。同22年には棒道を使い、川中島で上杉謙信との最初の激戦が繰り広げられました。
 平成19年の大河ドラマは、ちょうど『風林火山』です。信玄の足取りをたどると、遠い戦国の世も身近に感じられるかもしれません。

蓼科 TATESHINA



『諏訪富士』とも呼ばれる、円錐形の秀麗な蓼科山南麓に広がる蓼科高原。兵士や軍馬の傷を癒したという、信玄の隠し湯があります。



上原城跡(MAP B-2)

文政元年(1466)頃、諏訪信満によって築城され、5代70余年にわたって諏訪地方を治めた諏訪氏惣領家の居城でした。その後、天文11年(1542)、頼重の代に武田信玄が攻め込んで統治しますが、天正10年(1582)、武田氏滅亡とともに廃城に。現在は、主郭、土塁、二の丸、三の丸、曲輪、空堀、物見石などの遺構が残っています。県指定の文化財。

所/長野県茅野市ちの上原
http://www.city.chino.nagano.jp/


▲山頂からは諏訪一円が見渡せます。



頼岳寺(MAP B-2)

寛永8年(1631)、高島藩の初代藩主、諏訪頼水によって開かれた、曹洞宗に属する禅寺。開創以来、一帯では中心的な勢力を保ち、寺領百石を受け、末寺は十四ヶ寺もありました。『鵞湖禅林』の名でも知られていて、諏訪湖の形が鵞鳥に似ていることから、境内から諏訪湖が一望できる修行寺の山門には、『鵞湖禅林』の額が掲げられています。

所/長野県茅野市ちの上原1753
TEL.0266-72-3027
http://www.lcv.ne.jp/ ̄raigaku/


▲山門前の杉並木などが
茅野市文化財に指定されています。



蓼科温泉ホテル 親湯(MAP E-1)

蓼科山のふもと、滝の湯川に沿うように建つ温泉宿。開湯は400年前といわれ、武田信玄の隠し湯として知られています。傷ついた兵士や軍馬を癒した湯は、弱酸性の肌にやさしい泉質で、疲労回復や健康増進のほか、美肌効果も高いとか。雄大な自然に囲まれた露天風呂は、日帰りでも入浴が可能です。

料/日帰り入浴の場合/1人1,000円
所/長野県茅野市蓼科北山4035
TEL.0266-67-2020
http://www.tateshina-shinyu.com/


▲自家源泉からは湯量も
豊富に湧き出ています。



小斉の湯(MAP E-1)

明治32年の創業以来、湯治場として栄えてきた温泉宿。貸切、混浴など5つの露天風呂(1つは冬期閉鎖)と、男女別の内湯があり、いずれも日帰りで入浴できます。高温の湯は、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があります。

料/日帰り入浴の場合/1人700円
貸切露天風呂は別途1,000円(40分)
所/長野県茅野市北山
TEL.0266-67-2121
http://www.tateshina-shinyu.com/


▲ゆったりとくつろげる、
貸切露天風呂。



茅野市神長官守矢史料館(MAP B-3)

鎌倉時代より守矢家で伝えてきた守矢文書を保管・公開する史料館です。守矢家とは、中世より諏訪神社上社の神官のひとつである神長官を明治時代まで勤めてきた家柄。常設展示室では、武田信玄の古文書などを展示しています。

料/大人100円、高校生70円、小・中学生50円
所/長野県茅野市宮川389-1
TEL.0266-73-7567


▲設計は地元出身の
藤森照信氏が手がけています。



飯屋(まんまや) こふく(MAP D-2)

平成18年5月開店の和食店。かまどでふっくらと炊き上げた県内産コシヒカリを使った定食メニューが人気。おかずも素材選びから、仕上げにもひと手間加えるこだわりよう。落ち着いた雰囲気の店内で、ゆっくりと味わって。

開/11:00〜14:30、17:00〜21:00
休/木曜日
所/長野県茅野市豊平3309-7
TEL.0266-78-2252


▲煮魚定食950円。玉子焼きは1本600円。
(写真はハーフサイズ)



cafe & bar 梅蔵(MAP D-2)

120年ほど前に建てられたという民家を利用したレストラン。地元産の旬の野菜を取り入れたパスタや、高温の窯で焼き上げるピザが充実。週替わりのランチメニューはドリンク付きで720円〜など、値段もリーズナブル。

開/11:00〜14:00、17:00〜22:30
休/水曜日
所/長野県茅野市豊平3508-1
TEL.0266-82-7050


▲サツマイモとモッツァレラチーズのピッツァ780円。
ゴボウとツナのペペロンチーノ680円。



諏訪 SUWA



諏訪湖や霧ヶ峰高原など豊かな自然に恵まれた諏訪は、かつては「東洋のスイス」と呼ばれていました。諏訪大社など信玄ゆかりの史跡も点在しています。



高島城(MAP B-2)

慶長3年(1598)、豊臣秀吉の武将、日根野織部正高吉により築城され、諏訪氏代々の居城として、その威容と要害堅固を誇ってきました。明治8年に廃城となりましたが、昭和45年に復興。現在は、本丸、天守、櫓、門、堀が復元され、諏訪氏縁の品々を展示する資料室もあります。

料/高校生以上300円、4歳以上150円
所/長野県諏訪市高島1-20-1
TEL.0266-53-1173


▲周辺は四季折々に美しい花が
咲く公園に整備されています。



諏訪大社(MAP B-3)

日本最古の神社の1つとして古事記にも記される諏訪大社は、諏訪市中洲の上社と下諏訪町の下社の二社の総称です。古くから武田家の信仰もあり、信玄の時代、諏訪攻略に成功してからは、手厚く保護されたと伝えられています。

所/上社本宮/長野県諏訪市中州宮山1
TEL.0266-52-1919
http://park14.wakwak.com
/ ̄systemheart/suwataisya/


▲諏訪造りの代表格、上社の本宮。



慈雲寺と信玄の矢除石(MAP A-1)

武田信玄が川中島の戦いに向かう途中、この寺の前を通りかかると、石の上に僧が立っていました。無礼者と言って弓の名手に矢を射らせると、石に当たるばかりです。不思議に思い聞いてみると、この寺には矢除け札があるために矢には当たらないと言います。そこで信玄は、その札をもらい、戦場に向かったと伝えられています。

所/長野県諏訪郡下諏訪町東町中606
TEL.0266-27-8171


▲臨済宗妙心寺派の名刹。
創建は正安2年(1300)。



小坂観音院(MAP A-2)

尊は永正3年(1506)作といわれる十一面観世音で、諏訪御料人の墓と伝えられる墓石があります。作家井上靖の著書『風林火山』でも、諏訪頼重の娘、由布姫が信玄の側室となって勝頼を生み、この観音院で暮らしていたが、病のため25歳でこの世を去ったと書かれています。境内の樹齢1200年以上のビャクシンの古木は、弘法大師お手植えといわれています。

所/長野県岡谷市湊4-15-22
TEL.0266-23-4458
http://www.kanko-okaya.jp/


▲諏訪湖を一望できる
高台に位置します。



GALERIE DEN(ギャラリエ・デン)(MAP B-1)

独自の発想でその土地の自然や街並みに合わせた新しい家造りを考え、地元材や古材を利用して別荘や民家、町屋の再生を手掛ける、田空間工作所のギャラリーです。建築に関わる家具などを実演展示するほか、作家の作品展を開催しています。

所/■長野県諏訪市上諏訪13187-1
TEL.0266-58-6602


▲薪ストーブやペレットストーブも
展示しています。



富士見 FUJIMI



八ヶ岳、南アルプス、入笠山に囲まれた高原地帯に位置します。町の至るところに史跡があり、歴史を身近に感じられることでしょう。

TEL.0266-62-9342(富士見町産業課)
http://www.fujimikougen.info/


▲冬は雪に覆われる棒道。
スノーシューで人気を集めています。



信玄の棒道(MAP F-5)

武田信玄が北信濃経略のために八ヶ岳西南麓に開設したと伝えられる、軍用道路です。富士見町内では、山梨県境から鉢巻道路のすぐ下手に平行して進み、仏供石、切掛沢、唐松沢ふうき沢などを経て、立場川の乙事汐取入口から原村へ抜ける約8.5kmが通っています。




本格石挽手打ちそば 登美(MAP B-1)

諏訪湖を見下ろす高台に建つ、そば店。八ヶ岳産のそばは、のど越しもなめらか。諏訪の銘冷酒や旬の素材を生かした一品料理も充実。

開/11:00〜15:00、17:00〜20:00
休/木曜日
所/長野県諏訪市立石町10318-1
TEL.0266-53-2318
http://www.tamatebako.ne.jp/tomi/


▲天ざるそば1,785円。



鰻 うな本(MAP B-1)

焼く前に軽く蒸しを入れるため、中はふっくら、外はカリッとしている。薬味や、おぼろこぶとだし汁で食べる、沙羅さ丼がおすすめ。

開/11:00〜14:00、17:00〜20:00
休/月曜日
所/長野県諏訪市四賀1551-5
TEL.0266-57-7788


▲沙羅さ丼1,575円は1日限定20食。



南仏レストラン まき火(MAP B-2)

フランスやスイス、カナダなど海外で30年以上修業してきたシェフの自家製スモークや旬の素材を使ったオリジナル料理が味わえる。

開/11:30〜13:30、18:00〜20:30
休/月曜日
所/長野県諏訪市高島1-23-1
TEL.0266-52-2238


▲週替わりのパスタとシーザー風サラダ、
スープがセットのランチ1,300円。



丸安田中屋(MAP B-1)

八ヶ岳山麓で育まれたミルクと信州産ナチュラルチーズを使ったチーズケーキが、全国的に大人気。香ばしく、ほんのりと甘い味わい。

開/10:00〜19:000
休/水曜日
所/長野県諏訪市諏訪1-6-1 スワプラザ内
TEL.0266-52-0126


▲チーズアントルメ5号1,680円〜。
地方発送も可。



御射山社(MAP D-4)

諏訪大社上社に付属する摂社で、建御名方命と国常立命が祀られています。別名、「原山大明神」とも呼ばれ、本社、穂屋、玉垣などがあります。天文11年(1542)、武田信玄が上原城主、諏訪頼重を滅ぼす際、この境内に本陣を置いていたと伝えられています。

TEL.0266-52-0126
http://www.fujimikougen.info/


▲豊かな自然に囲まれた、
静かな佇まいが特徴的。



瀬沢合戦跡(MAP D-5)

瀬沢地区を中心に、新田原地区から横笛地区に及ぶ広範囲が瀬沢合戦の跡地といわれています。瀬沢合戦とは、天文11年(1542)2月、信濃の小笠原、諏訪、村上、木曽の四大将軍が武田信玄を攻めようと、甲信境のこの地に陣取りましたが、動きを察知した信玄が奇襲攻撃をし大勝したと伝えられています。

TEL.0266-62-9342(富士見町産業課)
http://www.fujimikougen.info/


▲大正時代まで、墓参りに訪れる
人がいたといわれています。



ロンシャン塩崎(MAP E-5)

どら焼きの皮に信州特産のそば粉を入れた、「そばドラ」が有名。北海道十勝産の小豆を使った小倉のほか、栗、梅、くるみ、抹茶、ブルーベリー、チーズクリームなど、和洋取り混ぜた10種類以上がそろう。

開/8:00〜18:00
休/日曜日・祝日
所/長野県諏訪郡富士見町 富士見3302
TEL.0266-62-2154


▲そばドラは、1個137円〜。