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城下町・小諸

六百本の桜が彩る古城の浪漫と藤村の詩情があふれる城下町・小諸。

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全国桜百選にふさわしく、600本を越える桜が咲き誇り、苔むした石垣をバックに古城の浪漫をかき立てる小諸城趾懐古園。11の丘と12の谷からなる天然の要害に位置する小諸城は、城下町より低いところに位置する全国にも珍しい「穴城」で、水のない空堀と自然石を積んだ野面積みの石垣が特徴です。明治の廃藩で荒廃したのを惜しんだ旧藩士らが整備し、神社を祀り、桜を植えたのが懐古園のはじまりといわれています。その後もこの城を愛する人々に受け継がれ、桜、新緑、紅葉と四季折々の彩りが人々を愉しませてくれる憩いの場所。
小諸といえば、「小諸なる古城のほとり...」で始まる島崎藤村の『千曲川旅情のうた』を思い出すように、島崎藤村ゆかりの地としても知られ、今も藤村が愛し、詩に詠んだ自然豊かな風景に出逢えます。小諸義塾の教師として赴任した6年間の間に数々の藤村作品がうまれました。また、高浜虚子もここ小諸に疎開し、虚子の小諸時代をつくるなど、さまざまな文学や文化がここ小諸で育まれました。
もともと小諸は、小諸城主仙石氏の城下町として、また中山道追分と北陸道高田を結ぶ約140キロメートルの北国街道(ほっこくかいどう)の宿場町として東信濃一の賑わいを見せた商業都市。現在も、本陣主屋、脇本陣の他、格子戸の商店や家並みが建ち並び、商人街の風情を漂わせています。
点在する古刹・名刹、宿場町の面影残す町並み、縁深き人々の偉業を伝える記念館など、往時の面影を辿りながら、小諸ならではの出逢いを求めて町歩きをしてみませんか。


小諸懐古園
roman_p01.jpg小諸城は戦国時代に支城が築かれたのが始まりで、現在の規模は江戸時代になってから。城下町より低い穴城は全国でも珍しく、水のない空堀と自然石を積んだ野面積みの石垣が特徴。明治初期に旧藩士たちが整備し、神社を祀って懐古園となった。園内には藤村記念館や小山敬三美術館、動物園、遊園地がある。

営業時間/8時30分~17時
休館日/水曜休
(4月~11月は無休/大人500円園内全館共通券)
TEL/0267-22-0296

小諸市立藤村記念館
roman_p02.jpg島崎藤村にとって小諸は人生や作品に大きな影響を与え『千曲川のスケッチ』や『破戒』が生まれた。館内には小諸時代の作品を 中心に初版本や自筆原稿を展示。

TEL/0267-22-1130


小諸市立小山敬三美術館
roman_p03.jpg小諸市出身の文化勲章受章者・小山敬三画伯の作品を展示。画伯自身から文化勲章受章者村野藤吾設計による建物と自身の作品が寄贈された。

TEL/0267-22-3428

大手門
roman_p04.jpg小諸城の正門。ここまで小諸城の敷地であった。弘前の追手門と並んで東日本の双璧といわれる。
瓦葺きのため別名「瓦門」と呼ばれ、豪壮な戦国末期を代表するめずらしい建築様式。国の重要文化財指定を受け、平成5年に市に寄付された。


茶寮中吉roman_p05.jpg
築100年以上の商家(紙問屋)のお屋敷をいかしたお店。主人は東京で家庭料理の講師をしていただけに、創作料理や手作りケーキ、こだわりのコーヒーを味わえると口コミで評判。蔵の中に眠っていた器も楽しめ、隠れ家気分で味わえるここは、まさに大人の贅沢を愉しませてくれる。

営業時間/11時~15時、17時~21時(予約制)
※金・土・日のみ営業(要問合せ)
TEL/0267-24-1241


明治浪漫を散策できる 小諸三館

料金/三館あわせて大人500円小中学生250円
営業日時/8時30分~17時
休館日/水曜休(4月~10月は無休)

Ⅰ.小諸市立歴史資料館 小諸宿本陣主屋
roman_p06.jpg 18世紀末~19世紀初頭の建築で、参勤交代の大名が休泊した。当初は「旧小諸本陣(問屋場)」のとなりに建てられていた。

TEL/0267-24-7788


Ⅱ.小諸市立小諸義塾記念館
roman_p07.jpg 設した小諸義塾の校舎本館を 移築復元。館内には当時の資料 などを展示。

TEL/0267-24-0985

Ⅲ.小諸市くらしかる浪漫館
roman_p08.jpg県内初の機械製糸工場が操業され、「糸都」と呼ばれるほど活気ある製糸の町であった小諸。建物は当時の繭蔵。館内は養蚕と製糸資料や日本ロマンチック街道(小諸~日光)について展示。

TEL/0267-24-1760



北国街道風景

旧小諸本陣(問屋場)
roman_p09.jpg国指定重要文化財。ここに本陣主屋もあった。






大塚味噌醤油店(母屋が江戸、袖蔵が大正時代)
roman_p10.jpg母屋と並んで袖蔵があるのが特徴。





北国街道ほんまち町屋館
roman_p11.jpg町屋の形式を残してコミュニティ館に。もと味噌屋の名残も展示されている。





山吹味噌
roman_p12.jpg1674年創業を物語る江戸時代中期につくられたという釣り看板は見事。




そば七(江戸後期)
roman_p13.jpg今の店主が維持するために改装。入口の門は1806年頃、当時はやった松や鳥が彫られている。




丁子庵(そば屋)
roman_p14.jpg明治後期に建てられた米穀屋。黒漆喰の立派な建物で、 鉄格子がいかにも豪商の町らしい。




萬屋骨董店
roman_p15.jpg軽井沢からも買いに来る人がいるほど人気の骨董店。
旧小諸銀行(明治後期)で、本格的な土蔵づくりの建物。




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