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白鳥の住めない湖

【自然情報】

  今日は全国的に西高東低の強い冬型ですね。各地のスキー場関係者はこの降雪でほっと胸をなで下ろしていることでしょう。

  さて今日のテーマは自然環境破壊と人間の生活についてです。ここでこのテーマを取り上げるのには迷ったのですが、現状を皆さんと一緒に考えていくのも大切と判断しました。

  諏訪湖は近年の地球温暖化による気温上昇で毎年全面結氷することが無くなってきています。それに伴いある鳥が訪れるようになりました。"カワアイサ"です。彼らは魚食性のカモ類の為、諏訪湖でワカサギなどを食べて越冬します。それが問題とされてしまったのです。 

 諏訪湖はワカサギを釣って楽しむことも出来ますが、何よりも全国に稚魚を出荷して全国のワカサギ釣り場を支えています。つまりたくさんの漁業関係者の方々がワカサギ漁で生活しているのです。

 よってワカサギを食べるカワアイサを害鳥として去年から追い払いをかけることになったのです。 bakuonnki.jpg

こちらがそのシーンです。"爆音機"と呼ばれる筒を搭載した漁船が湖を走り回り、強烈な爆発音を立てています。

動画→ PC170001.AVIちょっと揺れてて見づらかったでしょうか・・・ごめんなさい。でもこれが、カワアイサだけではなく周囲の自然環境に大きなストレスをかけてしまったのです。 bakuonnki1.jpg

そうです。他のカモ類にも多大な影響を及ぼし白鳥に至っては飛来しなくなってしまいました。マガモ・オナガガモ・ヒドリガモなども激減しています。

人間も生活していかなければなりませんが、鳥たちにも生きていく権利はありますし・・・爆音機で発生する音→ 09121716.mp3 bakuonnki2.jpg

ちなみに今回載せた写真は1枚目以外クリックすると大きくなります。

この写真に写っているのはたくさんのカワアイサです。湖岸近くでは爆音機を使えないので避難してきています。でもこれだけの数を見れば追い払いたくなる気持ちも分かりますし・・・でもこんな結果になったのは、追い払いを実施する前の環境アセスメントの不足も感じます。 bakuonnki3.jpg

今日現在、茅野・諏訪地域に飛来している白鳥は上川白鳥飛来地にいるこの一家族・・・3羽だけです。でも彼らが最後の希望です。

こんな形で地球温暖化の影響が出てきていることに落胆を覚えます。

みんなで地球温暖化対策を考えていく時代ですね。

お返事は書けませんが本記事と地球温暖化についてご意見があればこちらまで→

info-tatc@resortservice.co.jp

(代田)

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