春を待つ
2012年02月17日
表紙の写真は霧氷に煙るからまつ
本日のタウン内道路は全面薄っすらと積雪しております。一部は氷の上に積雪しておりますので充分にお気をつけください。
一昨日の上原さんのブログ「愛の架け橋」はもののあはれに疎い我が身には単なる「き(気・木)の架け橋」にすぎない。いやきっと春の夜の夢であろうか、虹の彼方に昇天したのであろう面影(俤)橋?
写真は昨日撮影したものですが、今朝新たな愛(恋)の架け橋が芽生えております。
愛の消えた架け橋 滝の中央に虹の架かる昇仙峡仙娥滝
昨日は渓流釣りが解禁となったので、早朝より滝の湯川でも太公望が釣果を楽しむ姿を目にしました。解禁に先立ち、漁協ではこちら上川・宮川水系にはアマゴ100キロ・ニジマス200キロを漁協で放流しました。上伊那の三峰川・大黒川などにはアマゴとイワナを500キロ、千曲川水系にはヤマメとイワナを500キロ放流したそうです。寒い中また一つ楽しみが増えました。蓼科東急の渓流釣りは4月からの再開となります。
さて本日の登山の話は南アルプスの栗沢山2,714m・アサヨ峰2,799m。
甲斐駒ケ岳 駒ケ岳と八ヶ岳遠望
6月中旬からはスーパー林道の伊那市バス(旧長谷村)は北沢峠まで運行を延長する。
逆の山梨県南アルプス市側(旧芦安村)は下旬(23年は25日)より運行する。この10日間くらいの晴天の日が、仙丈ケ岳、駒ヶ岳、そして今回紹介する栗沢山、アサヨ峰を登るには最適シーズンである。
なんといっても登山者が少ないのだ。普段なら賑わう仙丈ケ岳や駒ヶ岳もほとんどが歩き出したら峠に戻るまでほんの一握りの登山者に遇うだけである。まして両名山に隠れた存在のこれらの山は独り占めである。おまけにコイワカガミ、ミヤマキンバイなどが花盛りで残雪も所々あり、南アルプス北部の山々や富士山、八ヶ岳、中・北アルプスなど眺望は抜群である。
栗沢山頂から仙丈ケ岳を望む 栗沢山頂から駒ケ岳を望む
栗沢山は仙水峠からのルートと北沢駒仙小屋からのルートがあり、前者から登り後者を下るのがお勧めである。一歩登り振り向くごとに駒ケ岳が大きく迫ってくる。頂上からアサヨ峰までは稜線歩きで景色は抜群であるが、やせ尾根で岩山のため中級者以上の実力がないと一寸心配である。ただしこのルートではアサヨ峰からでないと富士山を眺められないのだ。シャクナゲは咲き始め、ミヤマカタバミ、マイズルソウなども沢山咲いていた。
群生するイワカガミ ミヤマキンバイ(こちらも群生している)
アサヨ山頂からの北岳 アサヨ山頂からの仙丈ケ岳
帰路南アルプス村(道の駅)でクロワッサンを買い、更に高遠でローズガーデン公園を楽しむことも出来る。今回もこれら丸一日たっぷりと満喫できました。また温泉も楽しみの一つである。
栗沢山からの稜線よりアサヨ峰と北岳 北岳
アサヨ山頂より早川谷奥に富士山 鳳凰山と富士
平島