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弥生の空

【蓼科の今】

 本日は歌のように曇り空、昨日の霞空と変り春の雫が滴りそうな雰囲気です。朝8時30分現在の気温は2℃ととても暖かな陽気です。

桃の節句を前にしてほのかな春の装いを醸しております。

 

0302の道.jpg 0224の様子.jpg

(左)本日の道路と(右)先週の金曜日との比較写真です。先週はタウン内道路一面表面を氷で覆われておりました。本日は通常の春の道路です。

 

表紙は少し前の夕日に映える八ヶ岳です。仄かに明るみを帯びています。

 

 さて今回は山の失敗談をお話します。

最近山の話が自慢話的になりつつあるので、今回は数え切れないほどある失敗談の1つを披歴します。タウンセンターではトップクラスの慌てものでおっちょこちょいの私はペットボトルを忘れることは常である。登山靴や厚手のソックスもしかり。お湯を沸かしポットに入れてそのままテーブルの上に忘れてしまう。またサングラスやステッキもいくつも山に忘れて来てしまっている。

 そんななか、昨年は誠にお恥ずかしい失敗を仕出かしてしまった。堅く口を閉ざしていたのだが、同行者の許可を得たので名前と顔写真を伏せてご紹介することにする。

冬の仙丈ケ岳.jpg

我が家から見た現在の仙丈ケ岳(中央中ほどの丸い山が馬の背)馬の背の

左から馬の背の先に上り、真っ白な藪沢カールを上るのが今回の道

 

 この山は日本百名山に名を連ねる南アルプスは仙丈ケ岳。昨年は8月下旬のある日のこと、登山は初心者であるSさんを連れてのことである。本来ならば春から足慣らしに何度か里山を経験してから行く予定であり、Sさんにもそのように話していたのだが、大震災に遭遇し、登山を自粛していたところに、Sさんより近々生国に帰ることになったと言われた。

P仙丈馬の背.jpg

 馬の背からの道に合流した先で仙丈ケ岳を望む

 

 急遽思い出に残る山として当山を選定した。朝6時仙流荘発のバスに乗り北沢峠1つ手前の大平山荘で下車。ここではもう1パーティーの学生が下車した。柔軟体操をして藪沢コースを出発。天気は快晴、まず歩きながら日焼け防止を塗る際眼鏡を落とし後続の学生に拾ってもらう。藪沢コースは8月終わりにも拘わらずまだ沢山の花が咲いており、雪も残っており気分は上々。

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 仙丈小屋脇から藪沢カールと山頂(右)を望む

 

 馬の背小屋付近から山際にガスがかかりだしたが、山頂までは多少予定時間をオーバーしたが想定内。ゆっくり食事休憩をとり、下山は小仙丈経由を選択し、小仙丈岳付近で雷鳥の番に遭遇した。少し雨もぱらついたが直ぐに上がりここで時間を取り過ぎたのと、Sさんの下りは想定外の慎重派であった。

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 遭遇した雷鳥の1羽

 この山は何回も登っており普通は戸台発8時のバスで来て峠を3時発のバスで帰るのがほとんどであった(家族や友人同伴でも)。上りとあまり変わらない速さでの下りで、Sさんには山登りでこんなに楽な登山はしたことがないと感謝したが、ただ時間は容赦なく経過し、峠の上まで来たときには動く最終バスの屋根を見送ったのだ。夏ゆえ増便もあろうかと思いきやそれもなく、Sさんは翌日は仕事。あとはご想像あれ。

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  霧の合間から小仙丈カール方面を望む

 

 このスーパー林道はタクシーは勿論のこと自転車さえ通行できないのである。峠から仙流荘までの距離は下りとはいえ凡そ23㎞はある。登山引率者としては完全に失格である。決してSさんの責任ではない。Sさんの名誉のためにも、Sさんは中腹からは必死に歩いてくれ、標準的な速度を回復していたのである。

 仙流荘の温泉には当初予定より40分程度の遅れで浴したものの、入浴後またして眼鏡を置いてきてしまった。なんと情けない日であったのか。

 

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 雷鳥2枚目

 ほとんどの写真はSさんが写っているか霧であまり出来栄えが良くないものばかりであるので掲載するものは乏しい。Sさんは下山後4~5日脚が痛かったと言う。大変申し訳ない忘れえぬプレゼントをしてしまった。ごめんなさいSさん。

 

栗駒から.jpg

東方栗駒山方面からの仙丈ケ岳

   

                慌てものの平島でした

 

 

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