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この木なんの木、気になる木・・・ドロノキ(ドロヤナギ)

【蓼科の今】

こんにちわ。本日の蓼科タウンは晴れ、気温は昼12時でプラス11度、朝方冷たかった風も日中は爽やかに感じられました。世間ではサクラ満開の話題が出てますが、信州ではまだ先の話。この穏やかな天気はしばらく続く模様です。

さて、蓼科タウンは森(というか山)の中にあり、わたくし的には目にとまる自然が面白いところです。巡回していて前から気になる木がありまして・・・ちょっと好奇心・・・。

幹がまっすぐ伸びる木といえば「カラマツ」ですが、この気になる木も幹がまっすぐ伸びて、夏場は葉の陰に隠れて目立たないのですが、ツルっとした木肌が特徴的。
タウン内ではよく見かけるので特に珍しい木ではないのですが、いざ見回すと、どこにでもあるというわけではなさそうです。

この木なんの木・・・?

  ②-1ドロノキ1.jpg   ②‐2ドロノキ2.jpg

「ヨーロッパのシラカバだそうだよ。」とパートのおじさん。(雰囲気あるけど違うと思うぞ。)

「ドロヤナギですよ。木質が柔らかい木です。」(造園業者)・・・ほぉ、ドロヤナギ、と。

ドロヤナギ・・・ドロノキの別称。
冷温帯の山地に自生するヤナギやポプラの仲間の落葉高木で、雌雄異株、種子には綿毛があり、風に舞ってふわりふわりと散布される・・・と。(ドロノキの名称の由来は不明。)

③-1ドロノキ.jpg  ③-2シラカバ.jpg 

左)ドロノキ、右)シラカバ。美麗なシラカバの木肌と比べるとさすがに見劣りしますが(ドロ臭い?)、それでもツルっとした特徴的な木肌。

そうか、この木も綿毛の種子を飛ばすのか・・・。

④柳じょ.JPG

上の写真はヤナギが綿毛の種子をふわりふわり風に飛ばしているようす。
ヤナギが春(蓼科では初夏)に綿毛を(大量に)飛ばすさまを「柳絮(りゅうじょ)」(ヤナギの綿毛)というそうです。
「柳絮(りゅうじょ)」とは詩的な響きですが、ヤナギのふわふわの白い綿毛様の種子が、タンポポよりもっとふわふわな白い綿毛様の種子が風に乗りあたり一面に舞い漂うさまは、淡雪のようにキレイ・・・と思う人は詩人で・・・、かまわずに目・鼻や耳に入ってくるような綿毛のぞわっとした恐さを感じる私です。(初夏の珍しい風景とは思います)

そして「ドロノキ」と言えば・・・この木材で作られるのが信濃国分寺(上田市)の招福除災の御守り「蘇民将来符(そみんしょうらいふ)」です。

蘇民将来符はこちら→ 信州の正月の風景・・・八日堂縁日(上田市・信濃国分寺)

⑤蘇民将来符.JPG

ドロノキは、蘇民将来符を制作する貴重な原木であるため、蘇民構(そみんこう)の人たちによって山地に多数植林されているようです。
貴重な?・・・えー、大木2本切り倒してしまいましたよ。

⑥伐採ドロノキ.jpg

昨年10月の相次いだ台風でドロノキの大木で中折れしたものが出て、建物に影響があるのでこのたび伐採した次第です。

⑦-1台風折れ木倒木1.JPG  ⑦-2台風折れ木倒木2.JPG

この貴重な(?)ドロノキは、軟質で木材としては用途価値がないといい、かつてはマッチの軸に使われていたようです。(いまのマッチは外来材のようです)

蓼科タウンの山に幹がまっすぐで 「ヨーロッパのシラカバ」みたいな木を見かけたら、それはドロノキ(別称:ドロヤナギ)。  という豆知識でした。

本日の担当は、「やはり花粉症か!?」と近頃仕事の出来が悪いのは「花粉症」のせいに違いない!! と言いたい 田中でした。

 

 

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