1. 別荘オーナー様HOME
  2. 信州の山
  3. 春編

信州の山

春編

蓼科東急イベントに企画した山を紹介するが、それらの山は年間いつ訪れてもそれぞれの趣があることを最初にお断りしておきます。

諏訪の里山としての名峰守屋山。標高1,650m、諏訪大社上社のご神体でもある。
春4月下旬では登山口に行く途中西茅野の亀石でカタクリを見て行きたい。登山口は杖突峠、そこから伊那方面に下った立石口、更にその先の古屋敷口がある。
駐車場は峠が広いのでここに止めたい。但し立石口コースは岩稜コースで趣がある。峠からはいきなり斜度のきつい登りとなるがこの前山を上り下るとザゼンソウの咲く小川がある。ここまで車で入れるが山登りでは峠から歩きたい。この小川のほとりが登山口となっており、5月連休には開山祭が行われる。ここから40~50分で東峰に着く。最高点は西峰であるが眺めは甲乙付け難し。八ヶ岳はじめ南・中・北アルプス、霧ヶ峰から浅間山等々360度の眺望であり眼下には諏訪湖が静かに横たわる。アルプスは西峰の方がより近い。東峰は岩場でその先に物部守屋を祀る祠が鎮座する。西峰は展望の山100選に挙げられ頂きはさほど広くはないが草原となっている。休憩に最適であるのでここでゆっくり昼食としたい。概ね往復3時間コースだ。下山後は諏訪大社にお参りしたい。秋のきのこ狩り登山、冬の白銀の高山展望登山もお勧めだ。

北信濃の名峰虫倉山。標高1,378mのこの山の登山ルートは7ルート程あるが一般的には不動滝からの不動滝コースが利用される。サルスベリコースは急峻であるが距離は短い。5月の連休に毎年開山祭を開催している。中条村の鄙びた山村集落から細い道を進むと駐車場に着く。不動滝手前が車止めで滝の先から山道となる。春4月中下旬にはアズマイチゲやキクザキイチゲ、スミレ、ニリンソウなど咲き誇り、山頂から後立山連峰や長閑な山麗の沢山の桜を俯瞰できる展望の山である。山頂には大きな双眼鏡が設置されてあり、アルプスの雪肌の眺めは筆舌に尽くしがたい。この山からの展望は一級品であるが、そこまでに車で辿るルート沿いの山村やアルプス展望だけでも十分満足いただけることだろう。タラノメやフキノトウなどの山菜を収穫して舌鼓を打つのも楽しみに花を添える。各種おやきも地元名産であるので帰りに食したい。蓼科からは長野経由でも大町経由でも遠く時間がかかるが、それでもお勧めしたい山である。登山口から概ね3時間10分程度で往復できる。

奥裾花自然園の周囲には屹立した戸隠連峰西岳や堂津岳、中西岳、東山などが迫り、これらの登山口でもある。これらの山もお勧めではあるが一般向きでなく、堂津岳はチシマザサに覆われ登山道すらなく積雪期しか登ることができない山である。本格的な登山経験者には魅力的な山々であるが一般的でない。奥裾花自然園そのものが山中にあり、5月中旬の日本随一のミズバショウ群生地を新緑の下モリアオガエルや野鳥のさえずりに耳を傾けながら逍遥するのも登山に引けを取らない。ミズバショウの時期が最も人気あるが秋の紅葉、特に裾花川沿いの鮮やかな紅葉はミズバショウに劣らない魅力である。
この公園は5月の連休から入ることができ、入園料として全員が支払い保全費に当てられる。今後豊かな自然を保つためには参考になる取り組みである。まさに自然に溶け込み自然と一体になれる領域である。足に自信のない方は駐車場から公園入り口までバスを利用することができる(歩程約40分)。帰路、時間が許せば鬼女伝説ゆかりの鬼無里(きなさ)・新倉山界隈を探訪したい。

mountains_img02.jpg