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信州の山

秋の紅葉編

●焼岳(北峰2、393m、南峰2、455m)

北アルプス入門の山で上高地に近い焼岳。大正4年の噴火により梓川の流れを変え、大正池を造り、それまで神通川となって富山県日本海に注いでいたのを信濃川となって新潟県に流れ下っている。
 焼岳は現在も盛んに山頂直下の登山道脇で噴煙を上げており岩肌も熱く、噴煙口は硫黄色でゴー ゴーと音を立てている。昭和37年の噴火では焼岳小屋を倒壊させている。いつまた噴火するか心配になるが、南峰は立ち入りを禁止されているが北峰は登れるので多くの登山者で賑わう。山頂の眺望は北アルプスの中でも特にずば抜けていて、穂高連峰や笠ケ岳、乗鞍岳、白山、眼下に上高地を見下ろす素晴らしい眺めである。
 登山口は飛騨中尾口と上高地口、中の湯口、西穂高岳口とがあるが、中ノ湯ルートを紹介する(上高地からでは長い急なはしごが大変なため)。中ノ湯ルートは安房トンネル手前から旧峠道を進む。中ノ湯上方の広い道路の脇に駐車する。そこが登山口で、正面の山肌に取り付いてから急登が始まる。シラビソやコメツガ、オオシラビソの林を登りきるとなだらかになり、りんどう平に到着。ここまでほぼ
1時間だ。
 10月10日前後が、この辺りの紅葉の見ごろである。ナナカマドやシラタマノキ、クロマメノキ、クロウスゴなどの紅葉が鮮やかである。対面する霞沢岳や穂高連峰中腹の紅葉や山並みを眺め、前方の噴煙棚引く山頂を眺めながらの登山は急坂の割に疲れを感じさせない。南峰と北峰のコルに出ると前方直下に水を湛えた噴火口を見渡せる。

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●岩菅山(2、295m、裏岩菅山2、341m志賀高原の最高峰)

紅葉は広葉樹の多い山の方が彩りが美しい。ブナの多い北信濃地方の山がお勧めである。ブナの黄葉の中にヤマウルシやナナカマド、ヤマブドウなどの紅葉が織りなし見事である。今回は紹介できないが鍋倉山周辺のブナも見ごたえがあり、なだらかで容易に登れる山なので体験していただきたい。
 志賀高原は紅葉のメッカ。志賀山・横手山・赤石山・焼額山...と、選ぶのが難しいほどだ。その更に先の秋山郷がお勧めだ。しかし山深くドライブだけでも1日を費やしてしまう。
 さてここでは、一の瀬スキー場の先からの聖平登山口から岩菅山を辿る。この山の春は筍採り(ネマガリダケ=チシマザサ)の地元民で賑わう。針葉樹が多く山自体の紅葉は特別なものはないが、山頂からの志賀の山々の紅葉は見事である。できればその先の裏岩菅山まで足を伸ばし、静寂の中でお昼を食べたい。
 最初は笹の生える堰堤に沿って進むが、渓流の底の岩がグリーン・タフ(緑色凝灰岩が緑色に変色した)で有名なアライダ沢から潅木樹林帯、泥濘地を抜け尾根に出ると中間点である。その先しばらく尾根道を進むと、ガレ地に出るがここまでは展望がきく。寺小屋山ルートとノッキリで合流すると、山頂までは岩ゴロとガレ地が続く急登となる。山頂は板状節理の岩が堆積している。その先裏岩菅山まで尾根筋歩きで、90分ほどで往復できる。