こんにちは。蓼科東急タウンセンターの岩下です。今朝8時の気温は-2℃、天候は 小雪となっております。
昨日3月3日は桃の節句でしたが、今春も県内各地でひな祭りの催しが開催されていますのでご紹介しましょう。
須坂市アートパークでは、2024年4月14日まで、「三十段飾り 千体の雛祭り」が開催されています。
江戸時代から平成までのお雛様が並ぶ様子は圧巻です。週末はお雛様になれる体験イベントもあります。
また、隣接する歴史的建物園や須坂版画美術館、近くの豪商の館田中本家博物館にも、さまざまなひな人形が飾られています。
諏訪市図書館では、市民から寄贈されたおひな様が展示されています。
昭和初期の「御殿飾り」は、京都御所に見立てた建物へ雛人形が収められています。
諏訪市中洲にある信州風樹文庫は、地元出身の岩波茂雄氏が創業した「岩波文庫」の図書を専門に所蔵する図書館です。
写真は、毎年展示されている、岩波茂雄氏が孫娘に贈った雛人形です。
信州では江戸時代から、初節句を迎えた女の子の健やかな成長と幸せを願い、つるし雛を飾る風習がありました。写真は、下諏訪町伏見屋邸(国の登録有形文化財)に毎年飾られるつるし雛です。
信州では、おひな様を4月上旬(旧暦3月3日頃)まで飾っているところが多いようです。
下諏訪町 伏見屋邸
茅野市湯川区では、江戸時代に、「雛は紙で作った小さなものにすること」とのお達しがあり、紙雛で身体を撫で、身の穢れや災いを移して川へ流したり、村の辻へ納めていたとの記録が残っています。
南佐久郡北相木村では、3月3日に小学生の女の子が行う「かなんばれ」という流し雛の行事が現在も続いています。
蓼科をベースに、信州のひな祭りを巡ってみてはいかがでしょうか。
各施設へお越しの際はホームページ等で開催期間や時間をお確かめください。