こんにちは。蓼科東急タウンセンターの岩下です。今朝8時の気温は-3℃、天候は 雪となっております。
さて、リニア中央新幹線は、2027年以降に東京品川~名古屋間の開業が予定されています。
現在、山梨県には、笛吹市境川町から上野原市秋山まで42.8kmの実験線があり、走行試験を行っています。先日、県立リニア見学センターでその様子を見てきましたのでご紹介しましょう。
リニア見学センター”どきどきリニア館”の1階には、現在、走行実験を行っている車両L0系改良型試験車の模型があります。
リニア中央新幹線には、運転士は乗車しません。地上の指令室からコントロールします。時速500kmの速度では、仮に運転士が乗車して異常を発見しても、操作が間に合わないのだそうです。
走行試験の様子は”どきどきリニア館”及び隣の”わくわく山梨館”の各階見学スペースから眺めることができます。どきどきリニア館の2階屋外テラスと、わくわく山梨館3階の展望室がおすすめで、前者はリニアの風圧を直接体験でき、後者ではトンネルや実験線をいい角度から眺めることができます。
リニア試験車は、文字通り目の前を「あっ!」と言う間に通過します。撮影は、動画がおすすめです。
走行試験は休みの日がありますので、お出かけの前に見学センターのホームページをご確認ください。
試験車両がリニア館前を通過する時は、予め館内にアナウンスが流れますが、各階の窓ぎわにあるモニターでも現在位置や走行状況が確認できます。この情報はとても重要ですので、こまめにチェックしましょう。
山岳地帯では40パーミルの勾配を駆け上がります。これは、長野県の飯田線が走るJR線最急勾配地点と同じです。
2階には、リニアの仕組みを体験できるコーナーが複数あり、磁力線や超電導の世界がよくわかります。
解説者があやつる磁石の動きは、まるで手品を見ているようです。
リニアに関係する土産はどきどきリニア館にもありますが、隣のわくわく山梨館ではより充実しています。
それでは、リニアモーターカー走行の様子をこちらからどうぞ。
リニア試験走行動画
なお、2024年の第1回体験乗車が、2024年3月~4月に予定されています。
抽選申込には2種類あり、リニア見学センター来場時に現地で申込する方法と、JR東海専用ホームページからの申込(期間2月21日まで)となっています。
興味のある方は時速500kmの世界を体験してみてはいかがでしょうか。
長野県駅ができる飯田市や周辺地域では、天竜川を渡る橋やトンネルの工事が着々と進められています。開通したら、ぜひ一度乗ってみたいですね。