こんにちは。タウンセンターの岩下です。今朝8時の気温は6℃、天候は晴れとなっております。
諏訪市四賀の里山では、原野と化して荒れていた鉄平石の採石場跡地を地元の方々が整備し、諏訪盆地が一望できるビュースポットになりました。
採石場跡地は「幕岩」と呼ばれ、高さ30m、幅数100mの露頭となっています。
「鉄平石」とは、鉄のように硬い、平たく割れる石材のことで、板状の割れ目「板状節理」が発達しています。
この岩石は輝石安山岩と呼ばれ、今から約170万年前に諏訪地方の広大な地域を覆った溶岩流によって形成されました。
石材は屋根瓦や敷石などとして広く使われてきましたが、鉄平石の屋根は今ではほとんど見ることができなくなりました。
ハーヴェストクラブ蓼科本館、レストランラコルタやアネックスの入口にも使われています。
幕岩から目を転じると、足元に諏訪盆地が広がり、正面に守屋山、遠くは南アルプスの甲斐駒ヶ岳や中央アルプスの山々のパノラマが広がっています。
なお、幕岩入口の県道を少し登ったところにある「伊藤長七先生頌徳公園」の階段を上がると、諏訪湖から北アルプス方面の絶景が見渡せます。
現地へのアクセスは、諏訪市の国道20号四賀交差点(諏訪中央自動車学校手前)から県道424号(諏訪茅野線)を霧ヶ峰方面に約3.5km上ると、藤森鉄平石福澤山採石場入口の向かいに東へ入る林道があります。
その奥が幕岩の採石場跡地です。
諏訪地域に新たにできた素晴らしいビュースポットをぜひ訪れてみてください。