Diary 蓼科便り

長野県の石「黒曜石」

こんにちは。タウンセンターの岩下です。今朝8時の気温は-7℃、天候は晴れとなっております。

日本地質学会では、全国47都道府県について「県の石(岩石・鉱物・化石)」を制定しています。長野県では岩石として「黒曜石」が選ばれました。

日本地質学会ホームページ

黒曜石はマグマが冷え固まった火山岩の1種で、茅野市内では八ヶ岳の麦草峠周辺が主な産地です。
天然ガラスである黒曜石は、約3万年前の旧石器時代から弥生時代の中頃まで、ナイフや矢じりなどの石器の材料として使われてきました。
今回は、市内で黒曜石がみられる露頭(ろとう:地層が地表に露出している場所)をご紹介しましょう。

1.冷山露頭

北八ヶ岳に位置する冷山の麓には大きな黒曜石の露頭があり、旧石器時代の採掘跡が確認されています。
一覧ページの写真は茅野駅のプラットホームに展示されている黒曜石で、1955年(昭和30年)頃に冷山で採取されたものです。

2.大石川上流露頭

白駒池から佐久穂町方面へ流れる大石川の源流部には、高さ15メートルを超える大きな露頭があります。

上記2箇所の露頭は登山道から外れた山の中にあり、一般の方が行くと遭難する恐れがあります。

3.白駒池駐車場下

容易にアクセスできる場所としては、白駒池駐車場から国道299号を300mほど佐久穂町側へ下ると、道路の両わきに露出している黒曜石を見ることができます。
全体的に細かく砕けて散在していますが、晴れた日にはキラキラと光ってきれいです。ただし、素手で持つと手が切れますので、十分ご注意ください。

茅野市尖石縄文考古館の入口付近には、黒曜石の大きな岩塊が置いてあります。館内には黒曜石で作られた数多くの石器が展示されていますので、ぜひご覧ください。

茅野市尖石縄文考古館ホームページ

茅野市八ヶ岳総合博物館のエントランスホールにも、大きな黒曜石があります。展示室には、八ヶ岳の溶岩やその基盤を構成するさまざまな岩石が並べられています。

茅野市八ヶ岳総合博物館ホームページ

八ヶ岳の火山活動から生まれた黒曜石。蓼科へお越しの際は太古の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

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