蓼科の今

登録有形民俗文化財 諏訪の下駄スケート 

2023.03.02

こんにちは。タウンセンターの岩下です。今朝8時の気温は3℃、天候は曇りとなっております。

 明治時代、冬の諏訪湖にはスケートを楽しむ愛好家が集まるようになりました。
しかし、当時のスケート靴は非常に高価なものであったため、下諏訪町のかざり職人河西準之助が下駄スケートを発明しました。それが各地に広まり、スケートが気軽に楽しめる娯楽となったそうです。

 2023年1月に、国の文化審議会は下諏訪町の「諏訪の下駄スケートコレクション」を登録有形民俗文化財として登録するよう文化庁長官に答申し、3月中には登録される予定です。
 今回はこの「下駄スケート」についてご紹介しましょう。

1a.下諏訪博物館スケート展示 (1).jpg

1b.山式下駄スケート (1).jpg

 諏訪湖畔にある諏訪湖博物館・赤彦記念館には、下駄スケートをはじめ、その前身である「氷すべり」などが展示されています。
 下駄スケートは、外国製のスケート靴にならい、下駄の底に鉄製の刃をつけています。また、足首を固定するため、真田紐がついているタイプもあります。

2.下駄スケートをする子供たちb (1).jpg

 下諏訪町デジタルアルバムホームページでは、子供から大人までスケートを楽しんでいた様子を見ることができます。

 みんなでつくる下諏訪町デジタルアルバムホームページ

3.下駄スケート発祥の地碑b (1).jpg

 諏訪湖博物館・赤彦記念館では、より分かりやすく説明するため、2023年4月に展示方法をリニューアルする計画だそうです。

 諏訪湖博物館・赤彦記念館ホームページ

 なお、ふれあい広場秋宮スケートリンクでは、冬期営業中、下駄スケートを無償で借りることができます(今季は終了)。興味のある方は、来シーズン実際に体験してみてはいかがでしょうか。

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