蓼科の今

小津映画を共に作った 野田高悟

2016.09.21

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は16℃、天候は小雨となっております。台風16号は昨夜のうちに熱帯低気圧へ変わったようですが、タウン内では特に被害は報告されておりません。


1.160901野田.jpg                     野田高悟氏(のだこうご 1893年(明治26年)-1968年(昭和43年))(以下敬称略)は、「愛染かつら」や小津映画など180本の映画を手掛けた脚本家です。


2.160901野田.JPG        小津とともに蓼科を愛した野田。その資料を展示保存した"新・雲呼荘"野田高悟記念蓼科シナリオ研究所が、今年7月24日、茅野市蓼科笹丸平にオープンしました。


野田高悟記念蓼科シナリオ研究所


3.160901野田.JPG        野田は松竹大船撮影所で脚本部長を務めていましたが、1951年(昭和26年)、兄が所有していたプール平の山荘(現山荘の少し下)を譲り受けて"雲呼荘"と名付け、そこで多くの作品を書き上げました。
研究所には、シナリオや手紙など多くの資料が収蔵されており、現在お孫さんが資料の整理・保存をされています。



4.160901野田.JPG         研究所の中には、野田が使用した家具類や蔵書、小津と愛飲していた"ダイヤ菊"などが展示され、ビデオ映像の中には、野田や小津夫妻他の人々の日常の姿が映し出されています。


雲呼荘の名前の由来は、「山が雲を呼び雲が人を呼ぶように」との野田の願いを込め、そこに映画人らしいユーモアを加えて名づけられたそうです。
"小津の散歩道"の途中にある、森の中に静かにたたずむ山荘へ、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

開館は11月中旬までの10~16時、水曜日が休館で、入館料は400円です。研究所前には駐車場がありません。お車でお越しの方は、笹丸平バス停近くにある蓼科ビレッジ駐車場(未舗装部分)(研究所より徒歩数分)をご利用ください。



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