蓼科の今

諏訪ゆかりの人々 藤森照信

2017.10.01

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は7℃、天候は晴れとなっております。

白駒池周辺の紅葉が見ごろを迎え、タウン内も少しづつ色づき始めました。今日は秋晴れの良い天気になりそうです。

 

さて茅野市美術館ではいま、茅野市出身の建築史家・建築家の藤森照信氏「人・物・自然のあいだに」の特集展示が行われています。
今回は茅野市内で見られる同氏の作品をご紹介しましょう。

藤森照信氏(1946-)は諏訪郡宮川村(現在の茅野市)に生まれました。父は教員、母は上諏訪の弟子が40人もいた大工棟梁の娘でした。照信という名前は諏訪大社上社筆頭長官の神長官、守矢家当主が名づけたそうです。諏訪清陵高校卒業後、東北大学工学部建築学科、東京大学大学院に進み、近代日本建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残しました。

1.b.JPG        神長官守矢史料館
1989年(昭和64年・平成元年)、守矢家当主と茅野市の依頼により神長官守矢史料館を設計、1991年(平成3年)に竣工し、建築家としてデビューしました。鉄平石など自然素材を生かした建物は、山里の風景と見事に調和しています。

2.171001.JPG       高過(たかすぎ)庵
その後、各地で自然を取り込んだ独創的な建築作品を残していますが、2004年(平成16年)、茅野市高部にある実家の畑に「高過(たかすぎ)庵」を建てました。2本の栗の木の上に佇む茶室は高さが約6mあり、Time誌の「世界の危険な建物トップ10」に選ばれたことがあるそうです。

3.171001.JPG      空飛ぶ泥舟
2011年(平成23年)、茅野市美術館の藤森照信展で設計・制作・展示された「空飛ぶ泥舟」が、茅野市高部に移築されました。「『建築を空中に浮かせてみたい』という学生時代からの想いがついに実現した」と「藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築(茅野市美術館)」に記されています。

4.171001.jpg       低過庵
また、この夏「縄文アートプロジェクト2017」として、茅野市高部に竪穴式茶室「低過(ひくすぎ)庵」が製作されました。10月に無料公開が予定されています。

問合せ 茅野市美術館 0266-82-8222

茅野市民館縄文プロジェクト

 

5.171001.jpg                    
10月20日(金)には茅野市民館で、本人出演のトークイベントが開催されます。興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。


参考文献 藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築 茅野市美術館

 

 



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