蓼科の今

おすすめお出かけスポット 国重要文化財 牛伏川階段工(松本市)

2018.06.26

こんにちは。本日のブログ担当の岩下です。今朝8時の気温は19℃、天候は晴れとなっております。

 6月は土砂災害防止月間です。今回は防災にまつわるおすすめお出かけスポット、「牛伏川階段工」をご紹介しましょう。
冒頭の写真は、牛伏川階段工完成100周年を記念して作成された砂防カードのうちの1枚で、施工当時の画像です。


1.180602階段工現在.JPG
牛伏川(うしぶせがわ)は、松本市の南東部、鉢伏山から高ボッチ山へ続く岡谷市との境界の尾根から、松本市街地へ向かって流れています。
 この川は、かつては大変な暴れ川で、たびたび大洪水が発生したことから、1881年(明治14年)から大規模な砂防事業(治山事業)が行われてきました。数多くの砂防・治山施設の中で、国の重要文化財に指定された「牛伏川階段工」は、1918年(大正7年)に施工され、フランスの事例を参考にしたことから、「フランス式階段工」とも呼ばれています。


2.180602階段工.JPG
階段工は、全国でも珍しい石積みの流路工で、当時の石工達の卓越した技術によって、緻密に組み上げられています。
空石積みという工法で、コンクリートなどの接着剤は使われていません。


3.180602看板8.JPG
現地には遊歩道が整備されており、解説版が各所に設置されています。
 また、このコースは「美ヶ原高原ロングトレイル」の一部にもなっています。


4.180602石張水路.JPG
川の両岸の急斜面にも、多くの石積み水路が施工されています。大部分は草木や土砂に埋もれていますが、一部が発掘され、見ることができます。


今年は牛伏川階段工完成100周年ということで、現地見学会やシンポジウムも数多く開催されます。ぜひ現地へ足をお運びいただき、周囲の緑と調和した美しい水の流れをご覧ください。
 アクセスは、塩尻ICのすぐ南(諏訪寄り)の信号から山麓線に入り、牛伏寺(ごふくじ 電話0263-58-3178)を目指して進みます。お寺の右手の道をさらに上ると、駐車場があります。

 牛伏川階段工完成100周年記念行事(土木・環境しなの技術支援センターHP)


5.180602タウンHP.jpg
なお、東急リゾートタウン蓼科では、過去の土砂災害を教訓に、雨量の測定、地区防災計画の策定、緊急時避難態勢の整備を行っています。下記情報もぜひご覧ください。

・雨量情報
・地区防災計画(茅野市ホームページ)
・緊急時避難場所のご案内

 



今日のブログはいかがでしたか?
参考になった・おもしろかったと思われた方はクリックしてください。
みんなのモチベーションが上がります!
 
長野県 ブログランキングへ
一覧ページへ
MAP タウンマップ
MAP
東急リゾートタウン蓼科LINE公式アカウント
close_btn
もりぐらしタウンマップ